最近、K-POPに心動かされることがなくなってきました。
時代の移り変わりや流行しているものの違いなどあると思うのですが、私には2010年代が刺さる時代だったんだなと感じます。
ちょうど冬ソナブームが終わって世間から韓国への興味があまりなくなっていた頃。なんなら嫌韓の人も多かった頃。あまり大っぴらにK-POPが好きだと言えなくて、ひっそりと応援していた頃が一番楽しかったです。

隠れてファンしていることが楽しかったわけではないのですが、今のようにK-POPが周知されていなかったのでK-POPが好きという人の熱量がすごかったのは確かです。
今はグループが多すぎるし、サバイバル番組も多すぎる。
せっかくサバイバルを勝ちぬいてデビューを掴んでもたいして売れない、そんなグループがたくさんあります。
サバイバル番組はかなり過酷なのにそこで勝ち抜いてもさほど話題にならない、そんなの報われませんよね。サバ番に出ていた時が人気のピークになってしまったら元も子もないというか。
グループが多すぎてサバ番の熱量そのままで応援し続ける人が少ないんでしょうね。
日本でも見れる番組が増えたので正直全部は追えません…
プデュの頃が一番良かったなぁ。みんながプデュに集中してましたね。Xのタイムラインも1pick(推し)への投票のお願いや推しの紹介であふれていました。
楽しかったですね。
あとは最近のカムバのティーザーの出し方や収録曲の先行配信などもワクワク要素が減った要因です。
カムバ直前は空港でも髪の毛を全部隠してまるで犯罪者のようにカメラから逃げていたアイドルたち。新曲発表と同時に新しいヘアスタイルやカラーを知ることができて最高でした。
ティーザーも曲に関係あるんだかないんだかみたいな謎めいた物が多く、考察班がカムバまで必死にいろいろ考えているのも良かったです。
ワクワク要素が本当に多くて、カムバに対しての期待値がどんどん上がっていったんですよね。
EXOのカムバのときはサーバー落ちて1時間くらい映像を見ることができなかったのを覚えています。
当時は日付の変わった0:00にカムバだったので、カムバ曲を見たくて永遠に更新を押していたのが懐かしいです。眠いけど見たい!という葛藤で夜中に頑張っていました。
そういう熱量が今は持てない。
K-POP界の変化もありますが自分自身の変化もあると思っています。生活も変わっていますから。
コンテンツ量が多すぎて追えないというのもあります。今ってなんでこんなにコンテンツであふれているの…??
喜べたのはSTUDIO CHOOMという素晴らしいコンテンツが出たばかりの頃までかなぁ。

今はバブルだのインラだのダンスチャレンジだのカムバやライブ以外の供給が多すぎて、いつ誰が何をしたかということをしっかりと噛み締められないまま流れていきます。
供給が多いのはとてもありがたいし嬉しい、というのは大前提です。本当にありがとう。
ダンスチャレンジも最初の頃は良かったんですよ。楽しんでやっているのが伝わってきていたので。
もう今は義務化してますよね。カムバしたらただでさえ忙しいのにダンスチャレンジ動画を何本も取る。自分のカムバでも人のカムバでも撮る。終わりなきダンスチャレンジ。
少し休ませてあげようよ。
なんといいますか、カムバのプロモーションも、今はアーティスト側に頼りすぎていませんか?
ダンスチャレンジなんてアーティスト負担ばかりですよね。
スタッフ側の戦略的プロモーションというものが感じられません。そういう時代なのかもしれませんが、何事もストレートですよね。バズった内容をそのまま模写していくだけ。
結局それをやるのはアーティスト側ですからね。アーティストの負担ばかり。
なんかもっとこうアイデアで他との差別化をして心の底からわくわくさせてほしいんですよ、スタッフさん方!
最近はグループの誰かが休んでいることも多くないですか?
休みやすい環境になったというのもあると思いますが、精神的に消費されすぎて疲れちゃうんだと思うんですよ。
正直、怪我して休んでいる方が健全で健康的だと思います。もちろん怪我しないのが1番ですが。
デビューして少したったら「あれ?人数合ってる?全員いる?」となるグループだらけ。
サバ番でデビュー勝ち取っても、サバ番出演中にかなり消費されているであろう精神。
そこで限界が来ちゃうんですかね。せっかくデビューできたのに気の毒です。
サバ番に限っていうなら、出演者のレベル上がりすぎていませんか?とも思います。
プデュの頃はこちらが見ているのが辛くなるようなレベルの子も結構出ていました。
上手い子はもちろんいましたが、上手くない子のレベルが上がりすぎていて最初から求められるラインが上がっちゃってます。
それってアイドル目指す子が増えてデビューできない子の母数が増えたんじゃないかと思います。
あとはグループ乱立によりデビューはできたけれど全く売れないままグループ消滅。
なんだか本末転倒ですよね。せっかくグループとしてデビューするならそこで本気で売れて成功したいでしょうに。
本人たちの意識の低さなのか、スタッフの努力不足なのか。残念です。
昔 事務所が売り出すために思考を凝らしてた 時間もお金もかけてた 愛があった
今 とりあえず出せばいい 本人たちのポテンシャルでなんとかなる
なんとなくこういう思惑が出てる気がします。
もちろん小さな事務所はお金をかけることは難しいでしょうが、それでも時間と手間ひまかけてアイデアで頑張ってほしい。スタッフが頑張ればそれに比例してアーティスト側も頑張ってくれると思いますよ。