
今さらですが、ヒロアカを最後まで読みました。
一気に読んだので現在絶賛興奮中。最高でした。面白かった。
大人が読んでも楽しいんだから子どものときに出会っていたらめちゃくちゃハマったでしょうねー。
今の新鮮な気持ちを書き溜めるだけの日記です。
好きなところ
みんなにスポットが当たる。
普通の漫画って主人公のクラスメイトはただのモブ扱いなことが多いので、それぞれにスポットが当たるのがとてもよかった。
みんな悩みや葛藤や過去があって、今がある。当たり前のことだけれど漫画では省略されてしまうところが描かれていて(全員じゃないけど)とてもよかった。みんなのキャラがよくわかったし、愛着が湧いた。
敵(ヴィラン)にも彼らの過去の出来事からヴィランに至る考えや信念があって、彼らは彼らの正義で生きている。
きれいごとだけで片付けないところ、とても好きです。
大人がかっこいい
先生方をはじめ、プロヒーロー、保護者などみんな大人がかっこいい。それぞれが自分の考えを持っている。自分の行動と言葉に責任を思っている。
これに関しては自分と比較して反省することが多かった。優しいデクのお母さんでさえ言うことはちゃんと言っている。私はあの場面で言えるだろうか?と考えてしまった。
とにかく考える
デクを始めとにかくみんな考える。自分の能力を考える。戦闘時も考える。たくさんある戦闘もそれぞれの能力を活かして工夫して戦うことが多い。ダメか!?という場面で次の一手が来る。その展開がとにかく楽しい。読んでいて楽しい。小さな伏線回収が気持ちいい。
どいつもこいつもオールマイト大好き
結局ナンバーワンはオールマイト。みんなオールマイト大好き。好きすぎて何故かヒーロー殺しになっちゃったステインまでいる。
オールマイトが実践していた平和の象徴って本当にすごいと思う。私も結局一番オールマイトが好きだしかっこいい。体の芯まで本物のヒーローやってたのはオールマイトしかいないと思ってる。
多様性
この言葉は実生活でもう聞き飽きているんですが、多様性がわかりやすい表現で描かれている。特に異形のキャラは多様性を語るのにわかりやすい題材になる。多様性の意味をはき違えているやつは37巻の【しょーじくんといっしょ。】を読め!めちゃくちゃいいお話。
名前
ヒーロー名は自分でつけるから能力に合ったものになるけれど、本名が面白い。
上鳴電気(かみなりでんき)は聞いただけですぐ個性が想像できる。字面見るより聞いたほうが個性を想像しやすいね。
瀬呂範太(せろはんた)ってなんだよ。セロハンテープみたいな個性で瀬呂範太。
体が鋼鉄のように固くなる鉄哲徹鐵(てつてつてつてつ)。面白すぎるでしょ。
黒色支配(くろいろしはい)ヴィランではない。バンド名って言われても信じちゃいそう。
吹出漫我(ふきだしまんが)彼が登場したときは能力考えるのも大変なんだろうなと思った。
他にもたくさんいたけど、このあたりが好きな名前のキャラ。
ざっくりこんなところが好きだった。キャラたちもいい子ちゃんばっかりじゃないところが良かった。爆豪とか峰田とか物間くんとか。
42巻という長すぎない長編漫画で完結してくれたのもよい。あれってどうなってる?みたいな置いてけぼりもないと思う。細かいことはあるのかもしれないからあとでネットで探してみよう。
ざっくりストーリー読んで楽しんだ者としては大満足。
…………
でもちょっとだけ苦手なところがあって、それだけ書いておきます。
ジャンプ漫画にありがちなバトルのパワーインフレ。
だんだん戦いの規模が大きくなるのは仕方ないんですが、バトルのパワーインフレが起こるとページが進むばっかでワクワクが減っちゃうんですよね、私。
格下ながらもみんなの個性を工夫して、大きな敵に立ち向かうっていうのが好きだったんです。成長期の子どもたちが戦いの中で進化してく姿とか。
それが最終決戦はもう意味わかんない。いや、意味はわかるんだけど。わかってはいるんですけど。
規模大きすぎて私の好きなヒロアカの雰囲気はなくなっちゃっててさみしかったです。
とはいえ、そこが苦手だと感じるのは私くらいかもしれませんし、そこを除けば本当に全部大好き!
読後の爽快感が最高なので、しばらくしたらまた読みたいと思います。
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