歌姫という言葉はあまり好きではなかったけれど、彼女は歌姫だった。
a-nation2024 今年は大型台風直撃ということもあり、交通機関が止まってしまっていたためYouTubeによる配信がありました。(しかも無料!)
夏の暑さが本当に苦手で、今までEXOが出ようがエーネには行かなかったのですが、無料配信となったらもちろん観ます。おうちでフェス。最高。
エーネはavex系のアーティストのフェスなので、K-POP勢以外はさほど興味がない、というのも行かない理由のひとつでした。
最初つけた時はNCT WISHの最中で、初めて見た彼らはフレッシュでキラキラしててかわいくて孫を見るような気持ちになりました。
可愛らしいお顔に反してかなり上腕二頭筋がしっかりしていて「ギャップ…!」となりました。
持ち歌がほとんどない中、知ってるぞーという歌全部やってくれてました。サンクス。
その後休憩挟んだりしてる間に色々自分のことをしてたら、WEST.逃しました…!
なんなら1番見たかったのに…!アラームとかつけときゃよかった。
そしてレドベル 。
大雨の中笑顔でパフォーマンスする姿は可愛かったです。
ただ、厳しめのこと言うともうちょっと…日本語…とは思いました。
最初の挨拶ですら韓国語オンリーのウェンディ。ちょっとだけ頑張ろうよ、と。日本マネー獲得しようよ、と。配信ありなんだからKPOP層以外にもアピールしてこうよ、と。
そのあたりは自分たちがどこでどう売れたいかというプランの元やってると思うので自由ではありますが、もったいないなーと感じました。
あとavex系のKPOP勢みんなに言えることなのですが、日本語曲、そんなに浸透してないよ。
EXOの時も散々思いました。
韓国アルバムの曲の方が皆さんの耳に馴染んでる可能性めちゃくちゃ高いです。韓国で発表した曲の日本語版が1番わかりやすいんじゃないかなって思うんですけど、なんでか日本オリジナル曲リリースしたがるよねぇ。
日本オリジナルの曲がグループのコンセプトにあってるならいいんですけど、なんかavex感ある曲になりがちなので(EXOで散々味わいました)難しいところです。
drop thatとCBXのカチンは韓国語版で歌ったりしてたのでみんな好きですよね。
脱線しました。レドベルに話を戻します。
単コンに行った際も感じたのですが、なんかこじんまりとしちゃうんですよね。レドベル。
細かいフリが多いからかもしれませんが、広いステージ、広い会場を使いきれてない感じ。ポテンシャルも高いし、ビジュアルも良いし、なんかもったいない。
東方神起やCBXみたいな日本公演での演出ちゃんとしたらもっといい感じになると思うんだよなぁー。
そして、倖田來未ねえさん。
あれ?何歳?ってくらいパワフルなステージ。
歌って踊って面白トークして、トラブル起きても面白い感じにできる。最高。
衣装もバックダンサーとお揃いで団結力のあるステージでした。やっぱ歌上手いから安心感ありますね。
そしてそして、『あゆ』こと浜崎あゆみ大先生。
今までは大トリはあゆだったと思うのですが、今年は東方神起。なんか理由あるんですかね?
浜崎あゆみは登場から豪華で壮大でした。
1人のステージに対してバックダンサー数十名。旗を持ってステージを飾る。
おぉ、お金かけてるね。なんて思ってました。
ご本人登場して、数年ぶりの浜崎あゆみを見始める。私は日本中のギャルがあゆファンであゆになりたくて憧れていたあの頃を知ってるので、あの頃ほどは勢いがないかなぁ、なんてぼんやり思いながら見ていました。
声も高音きつそうかな?とか、かなり蒸し暑い状況だったので体調平気かな?とかそんなことばっかり思ってました。
元AAAの人(お名前存じません)が登場したり、やっぱり1人は大変だよねーなんて冷めた目でステージを見てたんです。
どこで私の中の流れが変わったのかわかりませんでしたが、なんかだんだん画面から目が離せなくなってきました。
というか最初からずっと見てました。
余計なお世話の心配をしつつもずっとステージ見てたんです。なんなら釘付け。
トロッコでなぜか浜ちゃんのWOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント〜を歌い出した時は、なぜ?とちょっと笑いましたが。
あゆの持ち歌まだまだあるじゃん。なんで?とは思いましたがライブでは定番なのかな?
後半の後半からは挨拶の繰り返し。スタッフやお客さんに挨拶しまくります。
会場中挨拶しまくります。
「ありがとうございました!」
ひたすらお礼を言って回るあゆ。
周りに支えられて活動できているということを自分にも周りにも言い聞かせるように感謝を伝えるあゆ。
なんだか感動してしまって、最後は涙を流してしまいました。
画面越しでこれだけのパワーを感じたので、会場にいたら私の涙腺は崩壊していたかもしれません。
人の心に訴えかけるってこういうことなんだなと、この歳になってからあゆに教えてもらいました。
彼女はまぎれもなく人の心を動かすことのできる歌姫でした。