ADORとHYBEのゴタゴタ
ここのところK-POPを騒がせているミン・ヒジン問題。
実際のところは何がどうなのかわかりませんが、話が2つ合って噛み合っていないなーという印象です。
- ミンヒジンが株操作のために情報を流したから解任要求された。
- HYBE傘下のBELIFTからデビューしたガールズグループILLITがHYBE傘下のADOR(ミンヒジンが代表)のNEW JEANSのコンセプトを模倣している。
上がHYBE側の意見。下がミン・ヒジン側の意見。かなり簡単な解釈ですが。
これ、全然噛み合ってないよね?と思うんですが、なんでこんな事になっているんでしょうね。
内部の人間でもなんでもないので、今後の報道を楽しみに待とうと思います。
上の主張は犯罪だから解任するんだよ、っていう真っ当なものに感じるんですが、下の主張はそれが犯罪していいって理由にはならないよ、って感じます。
会社の株操作という行為に至った経緯として不信感を感じた理由を述べているのかもしれませんが、株の件が本当だとしたらそんなの関係ないですよね。
どちらにせよ人気絶頂のNEW JEANSとデビューしたばかりのILLITが不憫で仕方ないです。
彼女たちは頑張っていただけですからね。大人のつまらない事情に巻き込んじゃダメ。
思春期や青春期の思い出
私は世代がミン・ヒジンとほぼ一緒なので、青春期に流行っていたものがドンピシャなんですね。
彼女がコンセプトにするノスタルジックな感じや思春期の危うい雰囲気などは1990年代後半〜の日本の流行とかから影響受けているんだろうな、とは感じていました。(そりゃもうX(旧Twitter)でさんざん言われているので、かなりの人が感じているんだと思います。)
ただ、それをそのまま模倣しても現代には合わないわけで、ブラッシュアップしてNEW JEANSのコンセプトに落とし込んでいるわけですよね。
だから「ミン・ヒジンだってSPEEDのマネしてるじゃん!」「日本で昔流行ってたじゃん!」とかいうのはちょっと違うかなって。
なんならその頃の渋谷ではガングロギャルとか流行っていたわけですよ。
ガングロじゃないけど(G)I-DLEとかはあの頃の渋谷系ギャルじゃんって感じですよ。
時代が繰り返されているってだけの話なんだと思います。色々なことが出尽くしているこの時代に全く新しいものなんて作れるわけがなくって、似たようなコンセプトにはなっちゃう。
ただそれをどう落とし込んで自分たちのものにするか、がアーティストやスタッフの技量なんじゃないかな。
NEW JEANSはコンセプトと彼女たちの雰囲気がぴったりだったし、ILLITも彼女たちに合ってる。
どちらもコンセプト消化が素晴らしい。これでよくない?とかざっくり思ってます。
同会社の傘下ってことで近しい関係だから嫌だと感じるミン・ヒジンの意見もわかりますが、そういうのは裏でやってほしかったな。
あと、ILLITはちょっと露骨なロリ寄り(?)な感じなので、似ていても差別化はできそうかなと思いました。
1990年代当時、原宿には色々なファッションの人がいました。
年代でくくるとざっくりになりますが、その中でもNEW JEANSは青文字雑誌の中でも大衆寄り。ILLITはロリータ寄り。って感じします。
※青文字系雑誌っていうのは CUTIE とか ZIPPER とか原宿系のファッション誌のことです。反対に赤文字系雑誌というのは CanCan とか Vivi とかコンサバギャル系ファッション誌です。
私は青文字系のファッションやカルチャーが好きだったので、NEW JEANSはドンピシャでした。(oliveっぽいって見かけてそれも納得)
やっぱ自分が好きだった頃のファッションやカルチャーっていうのは今でも楽しめます。
ミン・ヒジンもその頃ファッション大好きだったんだろうな。憧れたり真似したりしてたんだろうな。
なんでそう思うかというと、実際その次代を肌で感じていた人の落とし込み方しているんですよね。なんかリアルなんです。理解度が高い、という感じです。
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