ホラーよりホラー
報知映画賞 特選試写会に当選し、公開よりひと足先にTHE MOON 鑑賞してきました。
会場は小規模だけど綺麗でした。入場開始の時間前に着いたときにはかなりの行列で「入れなかったらどうしよう」と思っていましたが余裕でした。
ネタバレ的なことを避けてうまくかけなさそうなので、すでに公開されている範囲で当たり障りないことを書きますね。
宇宙という環境での話ですが、人と人の関係性の話だと思いました。
クルー同士、クルーと家族、クルーと地球で働く人々、前任者と後任者、遺族と同僚…
人と人の繋がりが作り上げていくんだなぁ、と。
無重力空間の表現も自然だったし、どうやったんでしょうか?メイキングも見たいな。
今まで宇宙関連の映画には興味がなく、観ることがなかったのでドギョンスきっかけで観ることができて新鮮でした。
流星雨とか、真空空間で怪我をした時とか、「へぇーこうなるんだ」と宇宙についても新しく知識を得られて楽しかったです。(そんなに厳密な描写ではないかもしれませんが)
映画内でトラブルはこれでもか!というくらい何度も起こり、机上の理論だけでは解決できないものもたくさんあるんだろうな、宇宙ってやつは。なんて思っていました。
ソヌ(ギョンス)の置かれた状況。宇宙という空間でたった1人。考えただけでも恐ろしいです。
通信だって常にできるわけじゃないし、自分で解決できないトラブルにも見舞われる。
その時共有する仲間もいない。
本当の孤独。
本来のこの映画の見方ではないかもしれませんが、私は彼の状況を想像するだけで恐ろしいです。
ホラーよりホラーな映画でした。